【2009年05月14日】

能登上布 生機(きばた)

能登上布が織り上がったばかりで
整理加工前の状態を生機(きばた)
と言います。

能登上布 生機
こちらが茶色の滝縞の生機。
2匹(4反)分です。
手触りもザラザラ、ゴツゴツしています。

生機アップ
拡大はこちらから
生機のアップです。
ここから整理加工を行います。
整理加工は余分な染料を流すのと
最も大切で難しい生地を縮ませる
工程があります。
生地を縮ませる事によって、織りの目が凝縮して
生地の強度、風合いが良くなり
洗濯しても縮みにくくなります。


能登上布 茶滝縞
同じ能登上布の茶色の滝縞の
整理加工前後です。
生機の状態から巾は約7cm縮ませます。
能登上布の風合いはこの仕上げ加工によって
生まれます。
生機 手触り
拡大はこちらから
こちらも整理加工前。
アップで見ると目が粗いのが分かります。

夏は涼しく着心地の良い能登上布。
麻糸の準備から織り、仕上げまで
沢山の工程によって出来上がります。

その事を思いながら大事に着たいですね。
(いなとく五代目)